許しの心

応援していた三宅洋平さん、惜しくも当選する事はできませんでしたが、選挙後も、話題は絶えず、彼の波はどんどん広がっている。

 

「すべての武器を楽器に。」

 

最高にかっこいい

 

彼はしきりにちゃらんけしようと訴えた。

もう争いはいやなんだ。とことん話そう。

 

彼の言葉は先日上映会を開いた

「カンタティモール」にも通じるものがあった。

 

恨んじゃいけない。叩いちゃいけない。

怒るのは神様がやってくれる。

東ティモールの人々の言葉。

 

多くの人たちがそれを実践していく時代がくるのではないだろうかと思っている。

山本太郎さんも、これから方々から攻撃を受け、叩かれるのかもしれないが

どうか、自分を見失う事のないように、祈っています。

 

関連して、

パキスタンで昨年10月、女子が教育を受ける権利を訴えて武装勢力に頭を撃たれたマララ・ユスフザイさんのスピーチをネットで見つけました。

とても感動したので、ここで紹介したい。

 

 

以下、スピーチから一文を抜粋、転載させていただきました。

 

 

親愛なるみなさん、2012年10月9日、タリバンは私の額の左側を銃で撃ちました。

私の友人も撃たれました。

彼らは銃弾で私たちを黙らせようと考えたのです。

でも失敗しました。

私たちが沈黙したそのとき、数えきれないほどの声が上がったのです。

テロリストたちは私たちの目的を変更させ、志を阻止しようと考えたのでしょう。

しかし、私の人生で変わったものは何一つありません。

次のものを除いて、です。

私の中で弱さ、恐怖、絶望が死にました。

強さ、力、そして勇気が生まれたのです。

私はこれまでと変わらず「マララ」のままです。

そして、私の志もまったく変わりません。

私の希望も、夢もまったく変わっていないのです。

 

親愛なる少年少女のみなさん、私は誰にも抗議していません。

タリバンや他のテロリストグループへの個人的な復讐心から、ここでスピーチをしているわけでもありません。

ここで話している目的は、すべての子どもたちに教育が与えられる権利をはっきりと主張することにあります。

すべての過激派、とりわけタリバンの息子や娘たちのために教育が必要だと思うのです。

私は、自分を撃ったタリバン兵士さえも憎んではいません。

私が銃を手にして、彼が私の前に立っていたとしても、私は彼を撃たないでしょう。
これは、私が預言者モハメッド、キリスト、ブッダから学んだ慈悲の心です。
これは、マーティン・ルーサー・キング、ネルソン・マンデラ、そしてムハンマド・アリー・ジンナーから受け継がれた変革という財産なのです。
これは、私がガンディー、バシャ・カーン、そしてマザー・テレサから学んだ非暴力という哲学なのです。
そして、これは私の父と母から学んだ「許しの心」です。
まさに、私の魂が私に訴えてきます。「穏やかでいなさい、すべての人を愛しなさい」と。

 

 

わずか16歳の少女の言葉です。

人を憎まない、恨まない、それは簡単に言えても、心までをそれに従わせる事は大変に難しい。

私が実践できているかといえば、とてもとても。。。。

でも、今私達が実践していくべき、価値観であることは間違いないと思います。