私はカンタティモールという映画を見てから、とても価値観が変わりました。
とても衝撃の大きい映画でした。
だからこそ、この映画だけは、みんなにも見てほしい。
これから私達はどうしたらいいのかなって事がこの映画を見る事で、未来へ導いてくれるような気がするから。
この映画を見て大きくショックを受けたことは
日本がずっと戦争に加担してきたという事。
日本は戦争をしない国だと思っていたけれど、資金援助という形で、戦争に参加していた。
手は汚さずに。。。。
とても大きな悲しみをうけました。
そしてさらに大きな衝撃だったのは、
ティモールの人たちが、自分の親や子を虐殺したインドネシア兵を恨まず、憎まず、決して報復するような事はせず、自分たちは平和を望んでいる事を、1人1人に説いてまわったという事。
24年間もの間。
とてもできる事ではない。
ティモールには「敵」という言葉がないのだそうです。
怒りという感情もないのでしょう。
この映画を撮られた広田監督のインタビュー記事を見つけました。
その中には
「怒るのは神さまがやってくれる。」と書かれていました。
大地の力を本当に信じているからこその強さなのかもしれない。
震災があってから、facebookではさまざまな情報が並び、原発反対の声や、動物に対する人間たちの醜い行為を沢山沢山目にするようになりました。
人間ってなんて醜いのだろうと思う一方で、それを知る事も大切だと思うのだけど
私はそれを読めば読むほど苦しくなっていった。
そこには、悪い者を糾弾しようとする、怒りの渦がうごめいていたからかもしれない。
私の中にも、怒りはたくさんある。
その感情をどうしたら処理できるのか、分からない。
だけど、カンタティモールから教わった事は
自分の中の怒りは、他者へ向くのではなく、自分に返ってくる。
それは結局、自分を傷つける事になる。
だから、
怒っちゃいけないんだって事かもしれない。
と思った。
監督の広田さんは、とても不思議な人で、だからこそ、この映画を撮る事ができたのだろうけど
インタビューの中で広田さんが見た夢の話が書かれています。
人は減るけど、地球はこんなにもきれいになるんだって夢だったと。
広田さんの夢を私は信じてみたいと思う。
これからも沢山沢山、人間はあやまちをおかし、そして人はどんどん減っていってしまうのかもしれません。
悲しみや憎しみの渦はこれからも次々押し寄せるのかもしれません。
でも、地球は大丈夫。
きれいになるんだよ。
だから安心して、私は私の道を歩んでいきたい。
怒りを浄化していく事。
ティモールの人たちの様な笑顔を取り戻すこと。
それを子供たちに伝えていく事。
カンタティモールに出会えて本当に本当に、良かったと思います。
広田さんのインタビュー記事、よかったら見て下さい。
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