「カンタ!ティモール」上映会

2日間続けて、「カンタ!ティモール」の上映会のスタッフとして参加してきました。

やはりこの映画は、ものすごい力があると、感じました。

見に来て下さった方々が、

とても共感して下さったように思います。

そして、

「この映画をみさせていただけて本当に感謝しています。」

と、何人もの方に言っていただき、私も、この映画を紹介してくれた友人に本当に感謝するばかりです。

 

来週もまた上映予定ではあるのですが

この映画は、できれば日本中の人にみてもらいたい。

本当に良い映画です。ぜひ、足を運んで下さい。

 

私達の国、日本は、インドネシア軍による東ティモールの軍事侵略に、資金援助という形で協力してきました。

日本は戦争をしない国

それはうそでした。

その事実に、きちんと目を向けなければならない。

 

日本国民には何も知らされないまま、東ティモールの人々は、24年間も苦しみ、涙と血を流し続けた。

世界中がインドネシア軍を非難する中、日本やアメリカはインドネシア軍を支持、日本は4兆円もの資金援助をし、その金は軍事侵攻の資金にあてられた。

 

多くの血が流れ、人口の1/3が命を落とす、大虐殺が繰り返されてきた。

 

それでもティモールの人たちは歌を歌い、ダンス(テべ)を踊り、絆を強め、耐え忍んだ。

 

日本、インドネシア、ティモールみな同じなんだ。

人類はひとつの兄弟なのさ。父もひとり、母もひとり、大地の子ども。

憎んじゃだめさ、叩いちゃだめさ、戦争は過ちだ。大地が怒るよ。

 

何が正しいかは人間じゃない、母なる大地が知っている。

 

 

 

ティモールの人々の強さを、私達日本人も学んでいかなければならないように思います。

とても考えさせられる映画です。

重いテーマであるにもかかわらず、ティモールの人々は常に歌を歌い、笑顔で溢れている。

こんなに愛の沢山詰まった映画は他にはないと、本当に感じられた。

 

子ども達の目はきらきらと輝いている。

 

どうしたら、あんな澄んだ瞳で微笑む事ができるのだろう。

 

本当の平和とは、本当の幸せとは。

 

考えていかなければならないと思います。

次回上映情報です。

 

 

日時 6月9日(日) 
場所 真鶴町民センター 3階 講義室 (定員120名)
*真鶴役場のそばです。JR真鶴駅から徒歩10分ほどです。
*駐車場には限りがあります。
*予約は不要です。当日、お越しくださいませ。

<プログラム>
13時00分  開場
13時30分~  「カンタ!ティモール」 1000円
16時00分~  「ミツバチからのメッセージ」 500円
17時30分~  「シェーナウの想い」 無料

*カンタ!ティモールは、一部残酷なシーンがあるため中学生以上の方限定です。
*一つの映画の参加だけでもOKです。

主催 真鶴シネマ実行委員会

 

 

上映会に来て下さった方が本を紹介してくださいました。

「いつかロロサエの森で」著/南風島渉

インドネシアからの一方的な武力侵攻。多大な犠牲とひきかえに、ついに勝ちとった独立。現地で7年間にわたり潜入取材を続けてきた報道写真記者による、自由と平和を求めて闘ってきた東ティモールの人々の躍動感あふれるルポ。

 

「カンタ!ティモール」の映画の中にも登場する方の本です。

映画とともに、この本を手にすると、より東ティモールの事が理解できると思います。

 

 

予告編を見ると、いまだに目頭が熱くなります。