脳には妙なクセがある

脳には妙なクセがある

 

著/池谷祐二

 

今、この本を読み進めています。

まだ読み途中なのだけど、むちゃ面白くて、紹介したくなりました。

池谷さんは脳に関する本を多く出版されております。

肩書のある方の書かれる本は、専門的で言葉使いが難しくって、3行読むと眠りに落ちる。(笑)

というものも少なくないですが、

池谷さんの書かれる本はとにかくど素人の人にも分かりやすくそして面白おかしく書かれている。

中学生、高校生でも十分読める。

とにかく面白いので私も何冊も読ませていただいてます。

 

今回のこの本もとても面白い。

脳 = 人の感情、って事なんだなあ、と読んでいるとよくわかる。

この様な行動をとると、感情はこのように反応し、その時脳はどこそこの部位が活発に活動する。

 

さまざまな事例をあげながら、感情とともに脳のどの部分が反応をするのかを解説してくれている。

客観的にそう解説していただくと

感情の赴くままに突っ走っている私でも、ふとした瞬間に

おや、今、脳の「前頭極皮質」が活発に活動しているようだぞお。

な~んて、考えると、案外と感情の持ち方も変わってくるのかな。と思う。

 

一方でちょっと怖いなとも思う。

たとえば、脳内ではさまざまな状況におおじて脳内物質が分泌されます。

ドーパミンやセロトニンなどは最近になりよく知られるようになってきましたが

こんな実験があるそうです。

 

人にオキシトシンを投与します。

オキシトシンは闘争欲や遁走欲をほぐし、恐怖への感受性を減らすことで知られています。

オキシトシンを投与すると、金銭取引などで、相手への信頼度が増すことがわかりました。

その効果は劇的で、相手の言葉をほとんど盲信してしまうといいます。

つまりは容易に人をダマす事も可能....という事になるのでしょうか。

 

さまざまな研究の中で、脳を操作する事も可能になりつつあるという事は、ちょっと怖い気もしますね。

ですが、プラスの面も多い事は確か。

私達は学んでいったことを悪用するのではなく、人類の発展に役立てていかないとならないのかもしれませんね。

 

さてさて

みなさん、自分の指を見て下さい。

 

指をまっすぐに伸ばした時に、薬指、人差し指の長さを比べて下さい。

どちらが長いですか?

なんと、薬指の方が長い人の方が、株で儲ける確率が高いのだそうですよ。

これもきちんと証明された事実だそうです。

その理由をお知りなりたい方はぜひ、この本を見て下さいね。(別に出版社のまわしものでもなんでもありませんが、笑)

 

ちなみに私の指は薬指の方が長いのですね~。

でも残念な事に、株に手を出せるほどの金銭的余裕はありません。

 

ひじょお~に残念!!

 

 

※注意

自分の薬指が長いからと株に手を出し大損しても、一切の責任は取りませんのであしからず!!