湯河原中学校問題

昨日、湯河原町教育委員会と、地域政策課による津波と中学校屋上工事の説明会がありました。

まず、湯河原町の津波予測図について。

湯河原町の最大津波想定は6.8m
それにより算出された浸水深はパチンコ屋さんの周辺がほんの少し浸水する程度の被害です。
つまり、湯河原町はほぼ、津波被害がおきません!
という見解です。

ちなみに浸水深とは、地面から水面までの高さ(深さ)をいいますが、遡上高は考慮されていません。
遡上高とは、海岸から内陸へ津波がかけ上がる高さの事。
遡上高を考慮に入れない津波浸水予測図に何の意味があるのでしょうか?

遡上高が何倍にも跳ね上がる事もあると、東北の地震で私達はすでに経験してきたのではないのでしょうか?

そして規模の小さな水路などもまったく考慮されていません。

中学校の敷地にある水路もまったく配慮なし。
こんないいかげんな津波予測図にいったい何の意味があるというのでしょうか。

このいいかんげんな予測図を元に、教育委員会は現湯河原中学校を安全であると判断し、購入を決めました。
購入しなければならない理由が

「購入しないと屋上工事ができないから。」

としています。
逃げ場のない湯河原中学校。より高い場所へ避難するために屋上に2000人が逃げられるようにフェンスを設ける工事をするそうです。
現在あの場所は神奈川県の持ち物になってますが、県は「価値のない建物にお金をかける気はない」と工事を拒否したそうです。
価値のない建物ですよ!価値のない建物!!!うっかり教育委員会の方が、口をすべらせました。
湯河原町が工事をするには取得してからでないとできない。
だから取得するしかないと。

工事費用は1億1千800万円。
価値のない湯河原中学校校舎取得費用は10億円以上?。

このお金は私たちの税金です。
保護者アンケートで、9割の方が不安を訴えている校舎を
なぜ、買う必要があるのか、まったく理解不可能。

保護者の意見は完全無視です。

価値のない建物に通わされている中学生。

価値のない建物買ってどうするんですか?
目の前海ですよ。
川に両側はさまれてますよ。
逃げ場ありません。

湯河原町民みんなで考えていただきたい。
声をあげてもどうにもならない。
多くの方がそう思っているようです。
ですが、昨日の教育委員会の説明を聞いていて思いました。
教育委員会の方々も、言わされているんだなと。
内心、気持ちは一緒なんだろうなと。だけど、立場があって言えない。
多くの大人が
自分の立場を気にして口を閉ざす。
でもみんなが声をあげてくれれば、なんとかなりませんか?

親の願いは、安心して通える学校がほしい、それだけです。

 

 

これからの工事日程です。

秋までに校舎を購入。

購入後すぐに工事を開始。本年度中(3月)までに工事を終わらせるとのことです。

もう数か月後の事であるのに

校舎をいくらで買い取るのか、明確な金額すら保護者には説明がありませんでした。

そして保護者には説明義務は、はたした、という事で、購入は強行されます。

 

 

今6年生のうちの娘

どこの中学校へ行くかという事がいつも話題になります。

あたりまえに、地元の中学校へ通う事を選択できない。

おかしくないですか?

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コメント: 2
  • #1

    みかん (日曜日, 17 2月 2013 19:13)

    娘さん心配ですね。

  • #2

    りん (日曜日, 17 2月 2013 22:58)

    みかんさん
    コメント&ご心配ありがとうございます。
    うちの娘は隣町の中学校に越境入学させる事になりました。
    やはり三年間不安な気持ちで湯中へ通わせる気持ちにはどうしてもなれず。
    でも、湯中へ行く子が大半です。
    心配ですね。
    うちの子がよければそれでいいという問題ではないですから。
    なんとかしたいですね。