たいせつなきみ

たいせつなきみ

 

先日、中学校の読み聞かせで読みました。

まだ読み聞かせは去年始めたばかりで、子供達の前で読んだのはこれで3回目。

まだまだ新人です。

という事で家で何度も練習しました。

娘相手に。

そしたら娘も一緒になって、この本を朗読しはじめました。

大きな声で、本を読むって、実はとっても気持ちがいいんですよ。

子供達のために始めた事ですが、実は私が一番楽しんでます。

読み聞かせるってすてきだなあ~と思います。

 

 

さて、この本を何度も何度も読んでいるうちに、この本の内容に、深く深く迷い込んでしまいました。

 

ざっとストーリーを暴露しちゃいますと

 

木でできた小人たちの村では、誰もが同じことに夢中になっていた。

ほめたい人にはお星さまシールを、けなしたい人には、だめじるしシールをはること。

だめじるしばかりベタベタはられたパンチネロは、僕はなんてだめな小人なんだと思い悩む。

そんな時、どちらのシールもはられていない不思議な小人ルシアに出会う。

ルシアには、だめじるしシールも、お星さまシールもくっつかない。

どうしてつかないの?と聴いてみたら、作り主のエリのところへ行きなさいとアドバイスされる。

そこでパンチネロはエリに会いにいく。

 

そこでエリは

シールを引き寄せているのは、自分自身なんだという事。

私(エリ)の愛を信じたならば、シールなどどうでもよくなる事。

本当に大事な事はなんなのかを、諭していく。

 

 

人の評価など気にしていてはだめだよ。

苦手な事はあるだろう。

あの子にできる事なのに、自分にはできない。

でもそれで自分が出来が悪い子だなんて思う必要などない。

自分は失敗作なんかじゃないんだよ。

 

とてもいいお話だと思う。

もし、自分自身に悩んでいる子がいたら、ぜひ、読んでみてほしいなあと思う。

 

 

さて、では私はルシアにはなれているだろうか?

全然なれていない。

 

自分が言ったことが、どう受け止められるのか、いつも気にしてやしないだろうか?

悪口や文句を言われても気にしないよ。

そう強がる事はできるかもしれない。

だけど

お星さまシールをはられたら?

やっぱりうれしいよね。得意げになっちゃうよね。

ルシアには、どうしてお星さまシールも、くっつかないのだろうか?

 

そう考えたらね

人からの評価を気にしないって

とっても難しい事の様に感じます。

 

またここへ行きついてしまうのかもしれません

やっぱりこれはヨガの世界へと続いていくのかもしれない。

 

ヨガを本当に極められたなら

わたしはルシアになれるだろうか?

ここ数日、そんな事をぼお~と考えている私でした。