これからの生き方

メモリアルウィークin小田原での数日間に及ぶ講義を聞き、

正直かなりなショックを受け、そして自分がどれほど無知であったかを考えさせられました。

これから注意していかないといけないのは、内部被ばく、食べ物です、と。

あわてていろんな情報を収集し、本を注文して読みました。

 

調べていく中で、全国各地で学校給食への不安から署名活動があちこちでなされている事を今更ですが知りました。

 

横浜市、鎌倉市、逗子市、大垣市、茨城の龍ヶ崎市

新聞記事で情報を洗い出しただけでも、さまざまな市で独自に給食の放射能測定を始めている事を知りました。

まだ放射能測定がなされていない地域のあちこちでは、放射能測定を実施し、より安全な食材を提供するよう署名運動がおこっています。

 

その根本原因は何かといえば、国の不誠実な対応にほかならないのだと思います。

 

年間の被曝限度量1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げ 

 

世界もおどろく日本の基準値2000ベクレル

 

 

この基準値内の食品はどんどん市場に出回って、私たちの食卓にのぼっています。

今回の福島の事故は、チェルノブイリ事故と同じ、レベル7です。

だとすると、このまま放置すれば、チェルノブイリの今の現状が、そのまま私たちの将来の姿なのかもしれない。

放射能の影響というと、甲状腺がんの増加が言われていますが、実際はさまざまな病気が体にあらわれ

私が一番怖いと感じたのが、「遺伝的影響」

被爆した人の子孫に現れる障害です。遺伝子の突然変異や染色体異常がおこります。

実際チェルノブイリの汚染地帯では今現在、生まれている子供の実に80%の子供がなんらかの障害を持って生まれてきています。

映画「チェルノブイリハート」は本当にショックでした。

その汚染地域のベラルーシよりもはるかに高い食品基準値の日本。

 

これでほんとに安全だと、ほんとうにほんとうに言えるのでしょうか?

 

子どもは大人の何倍も影響を受けやすいと言われています。

小さな子供ほど、影響を受けやすいといいます。

そして、将来子供を産みたいと思っている人は、やはりできるかぎりの被爆をさけるべきなのだと、わたしは感じました。

 

ポーランドでは、国をあげて最悪の事態を想定した予防策をとったため、健康被害をさける事ができたそうです。

日本も、国をあげて予防策をとるべきですが、残念ながら真逆な方向に向かっています。

自分の身は自分で守らないといけない、日本とは、そういう国だって事をまずは自覚していかないといけないのだと思います。

 

話を学校給食に戻しますが、学校とは本来国の方針に乗っ取って運営されているわけで、国が安全だと言っている食材は、放射能が入っていようが基準値内なら食べさせるわけです。

ですが、多くの親が、それにNOを訴えているって事です。

とてもショックですよね。親としては。わたしもいやです。

いくら自分が気をつけていても、学校給食で被爆をしてしまう可能性があったという事に少なからずショックです。

給食を拒否し、お弁当を持参している方もいらっしゃるそうです。

ぜひ、全国的に、NOを訴えていってほしい。

そして、ほんとに安全な学校給食を提供できるように、私達で、国を動かす努力が必要なんだと思います。

 

きちんと調べて、できるかぎり、放射線量ゼロの食材を子供達には食べさせる努力をわたしはしていきたいと思います。

 

全国の食品の放射能調査データ

 

神奈川県で生産された食品の放射線濃度について

 

各地のお米、田畑の放射線物質

 

OKフード

 

 

チェルノブイリでは子供の甲状腺がんが急激に増え始めたのは5年後ぐらいからとの事。

つまりは、この先数年は、どうなるか全く予測もつかないという事かもしれない。

見えないからこそ、予測がつかないからこそ、大丈夫ではすまされないと思います。

 

わたしが一番ショックだったのは、自分が何も知らなかったという事。

この情報過多な時代の中で、本当に必要な情報は、自分で見つけたいと思わないかぎり、つかめないという事を

あらためて強く感じました。

 

自分がどう生きたいか、何を知り、何を信じ、実践していくかは、自分で動く事でしか得られない。

大変、厳しい時代になったって事なんだと思います。

 

そして、もうほんとうに

原発はいやです。

 

 

参考図書

 

子どもたちを放射能から守るために 著/菅谷 昭

 

子どもの放射能汚染はこうして減らせる! 著/武田邦彦

 

参考ブログ

 

武田邦彦

 

子供達を放射能から守る全国ネットワーク