一歩を越える勇気

わたしは登山が好きです。

登山は人生に似ている。と思うからかもしれない。

 

今日はおすすめの一冊をご紹介

 

一歩を越える勇気

著/栗城史多

 

人が生きていけないデス・ゾーンといわれるヒマラヤ8000メートル峰から、インターネット生中継を行い「冒険の共有」を目指す登山家・栗城史多の初の著書。

 

これは登山を通して生き方をつづった本だと思う。

まだ若い彼だが、生きる姿勢はすごいなと思った。

 

わたしは春の入学式の時に、子供たちに大きな夢をもってほしいと話をしました。

楽な道より厳しい道を、得する道より損する道を、自分のためより人のために

その行動が大きな夢に変わると、そんな事をお話させていただきました。

 

彼にとっての夢を追いかけるってどういう事かを読んで、ああ、いいなあ。

この彼の想いも、子供たちに伝えたい、と強く感じた。

 

彼は「冒険を共有」する事にこだわり、山を登っている。

孤独に山を登る登山家が多い中で、彼は共有することにかなりのこだわりをもっている。

 

かなう夢とは、必ず世のため人のためを考えていて、たくさんの人たちが支えてくれるものだと。

自分の欲望を満たすだけの夢はかなわなくなってしまう。

だからこその「共有」なのだと思う。

誰かが、自分のがんばりによって、一歩を踏み出す勇気をもってくれたらうれしい。

そのために自分は山に登っているのだと。

彼から勇気をもらった若者は本当に多いだろうと思う。

 

「苦しみにありがとう」

苦しければ苦しいほど、その苦しみに立ち向かってはだめ。

すべてをうけいれる事からはじまる。

腕力、脚力、肺活量、すべて平均以下の彼の長所は、呼吸や心拍数を一定に保つ能力が高いそうだ。

「ありがとう」という言葉で体を一定に保つことで頂上に立つ事ができる。

ちくしょうとか、負けないぞ、というような気持ちからは力は生まれない。

苦しみを受け入れ、感謝する事が大事だと。

 

すごいな。

ちくしょうとか、暴言ばっかりはいてるわたしはだめだめだw。

今日からあらためて

 

苦しみにありがとう

 

そうつぶやいていきたいと思う。