現在、湯河原中学校は海沿いにたっています。
今回の大震災をきっかけに、防災面は大きな課題として早急な検討が必要な状況になっています。
2年前に湯河原中学校は海沿い校舎に移転した、という経緯があります。
その当時、当然保護者の中からは津波の心配の声はあがりましたが、行政と対立し、結局はあきらめてしまった、という経緯がありました。
思えば今回の大震災がなければ、正直、私自身もあまり地震についての意識は低く、同様に、移転には反対だけど、行政と争う気はない、ぐらいの気持ちでした。
ですが今回の大震災で、”予想以上の被害が起こる可能性がある”という事を知ってしまった以上、なんとかしなければならない、子供たちを守るにはどうしたらいいのか、という事を考えていかなければ、
おそらくは湯河原町事態が、このままでは衰退していく。
子供を守れない町が、発展していくわけがない。
そんな状況に今おかれているのではないか、と危惧しています。
まず何をしたらいいのか。
過去の文献を調べてみました。
湯河原町も関東大震災の時には津波の被害を受けています。
具体的な被害状況の把握、将来起こりうる地震の可能性。津波の可能性をさぐる事がまず大事かと思います。
いろいろ資料を探すにつれ、恐ろしい現状が見えてきています。
知らないとは恐ろしい。
まあいいかで、子供たちを海沿い校舎に移転させてしまった、私達大人の責任はとても重い、と、あらためて感じています。
そのうち文献をまとめて、できるかぎり皆様にお配りしたいと思いますが、まずは簡単にここで紹介したい。
下記の内容は湯河原町を基準にています。そして、今回の大震災の前に出された情報であるため、数値はいたって低いと考えた方が無難と思われる。
将来起こるであろうと言われている西湘地区の地震には5種類あります。
東海地震
南関東地震
神奈川県西部地震
神奈川県東部地震
国府津ー松田断層帯地震
東海地震
今もっとも話題となっている浜岡原発問題もからみ、30年以内に起こる確立86パーセントと言われている
震度6が予想される。
この地震による津波到達時刻予想29分。最大津波高さ予想0.6m
南関東地震
関東大震災の再来型100年から200年先には地震の発生
震度7が予想される。
この地震による津波到達時刻予想3分。最大津波高さ予想5m
神奈川県西部地震
南関東地域直下の地震として、地震発生の切迫性が指摘されている。震度7が予想される。
この地震による津波到達時刻予想6分。最大津波高さ予想4m
この数値から見えてくること。
南関東地震が来た時には、津波到達が3分と予想されている。西部地震でも6分だ。
つまり、逃げられないと思った方がいい。
津波警報はまったく意味をなさない。
もし授業中に地震が発生したら、校舎にとどまるしか方法はない。
学校の前には幅広の国道が走っており、ここを渡る事がまず難しと考えられる。
しかも左右を川に挟まれた地形になっており、関東大震災の時に津波が川を沿って上がってきたことを考えると、逃げるには駅方向にまっすぐ向かうしかない。かなりの距離、走らないと高台へは行かれない。
避難する事でかえって危険を招く恐れもあるのかもしれない。
はたして、3階建ての校舎が津波に耐えられるのか、まるごと津波にのみ込まれる可能性はないのか?
そう考えるとただただ恐ろしくなるだけ。
どう防災対策を取っていったらいいのか、ただただ頭を悩ましてしまう現状があるのみです。
言うまでもないが、一番は早急に校舎を安全な場所に移転する事。
そして、現在の校舎は県から借りているという状況で、1~2年後に購入を検討している。
町は計画に変更はなく、購入を検討しているとの事。
心が痛いです。
とりあえず下の娘は今5年生。
2年以内に引っ越しを検討中。
同じことを考えいる保護者は結構いるのではないかと思う。
このままでは、町から若い世代が離れていく。
なんとかしてほしい....と願うばかり。
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やすこ (月曜日, 25 2月 2019 11:39)
これは怖いですよね!
そんな所にある学校に子供を通わせる気になれないです!
本当に津波の事が心配なので
りんさんのブログ大変参考になります!
りん (月曜日, 25 2月 2019 11:55)
この地震後、うちも含め、真鶴への越境通学が増えましたが、あまりに増えすぎて、今は越境通学禁止になったそうです。
なので、湯中を避けたいのでしたら、湯河原はおすすめできません。
もしくは私立へ行くか、ですかね。
やすこ (火曜日, 26 2月 2019 15:26)
そうなんですか⁉️
いやー、恐くて通わせる気にならないですよ!
その点も含めて考えてみます!ありがとうございます。