いのちの林檎

わたしが無農薬無肥料の自然栽培をしてみたいと思ったきっかけは息子でした。

息子は生後半年からアトピーと戦っています。

2~3歳ぐらいまではほんとに醜く、わたしも息子もほんとにつらかった。

湯河原へ越してきたのは息子のアトピーのためでした。

新しく建てた家はアトピーの息子のために、天然木材に漆喰の壁。

この家に住むようになり、アトピーはすっかりよくなってしまって、もう完治したものと思っていましたが、その後離婚

建てた家は売りに出すことになり、一時藤沢の実家に逆戻り

それと同時にまたアトピー再発。

夜も眠れない日々。

そして一年でまた湯河原に避難するはめになり、今は借家に住んでいます。

 

実家にいる時よりも症状はいいものの、花粉症にも悩まされるようになり、アトピーもいつもなんとなく具合は悪い、けどまあ、なんとか暮らしていけるかな、というところ。

親の勝手でアトピーが再発してしまったのはほんとに申し訳ないと思いつつ、また天然素材の家に住める日はほど遠いのだろうなあ~。

妥協しながら生きていかなかればならない息子にとっては大変な事だろうと思う。

 

自然の多いところ、と思い、今の借家に住んでいますが、周りはみかん畑

農薬が風にのってかなり飛んできます。

夏場はちょっときつい。

息子に合わせて、より自然な生活を心がけるようになって変わったことは

鼻が利くようになった事。

些細な臭いに大変敏感になりました。

だからでしょうか、わたしも子供たちも農薬の臭いには人一倍敏感で、かなり怖いです。

化学物質過敏症にならないうちに、引っ越したいなと思いつつ、海も近いこの場所が好きで、離れられません。

 

まあ、そんなこんなで、自然栽培をして、せめて安全なものを食べたいという思いは、自然な流れだったのかもしれない。

 

 

「いのちの林檎」

という映画をみつけました。

化学物質過敏症の方のお話。リンゴ農家で有名な木村さんも出てくるようです。

機会があったら見たいなあ。

 

化学物質過敏症って何か?ご存じな方もだいぶ増えたのかもしれませんが、

現実的に生きる事に苦しんでいる人が今もこの日本にいる。そして今後もっと増えていくのかもしれない、という事実を考えていかなければいけない時代に来ているのかもしれません。

 

http://greenz.jp/2010/10/14/inoti_no_ringo/

の解説文がとても丁寧に、書かれているので、興味のある方は読んでみて下さい。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    cama-writer (木曜日, 13 1月 2011 09:27)

    10日の新年会、お招きいただいてありがとうございました。
    すっごく楽しかった。終電を忘れるほどでした。
    (ギリギリ間に合いました。)

    それはさておき、
    農家の高齢化や、後継者不足などが進む中で、
    残念なことに日本の農業は、
    農薬根絶とは逆の方向に向かっているように思います。

    いま、必要なのは、ひたすら農薬の恐ろしさを訴求していくことでしょうね。

    いのちの林檎は、自主上映方式のようだし、
    いっそのこと、自分たちで上映会をやってしまいませんか。
    http://www.inochinoringo.com/guidance/index.html

    地域で上映組織を立ち上げると、
    地元の農家さんたちとコンフリクトする可能性もあるので、
    より広い地域で思いが共有できる人たちと上映会組織を立ち上げて。

  • #2

    rinphotolife (木曜日, 13 1月 2011 10:07)

    いわびんさん
    先日は遠くからありがとうございました。
    酒癖悪くすみません。
    毒舌いっぱいはいてましたが、こんな私を受け止めてくれるメンバーはやっぱりいいやつばかりって事で、仲間に助けられてます。(笑)

    自主上映!ぜひやりましょう。
    丁度自然農の輪も、小田原、平塚と広がりつつあるところです。
    いろんなところに声かけて、連携していけたらいいきっかけになるかもしれない。
    西湘地区ぐらいのくくりでやりませんか?
    あちこち声かけますよ!人はすぐに集まります!