チワワのハリー(仮名)です。先日の譲渡会に参加していたワンコです。
表情見て下さい。緊張してますよね。
受付のところにチョコント座り、固まっていました。
ハリーはブリーダーの放棄犬。
ゲージから一度も外に出たことがない、との事。
外が怖く見るものすべてが初めての経験で怯えています。
歯はぼろぼろだったので、手術してすべて取ってしまったそうです。
まだ6歳そこそこで歯がだめになるって....いったいどんな生活を強いられて来たのだろうか....。
気が付くと、娘がハリーを抱きかかえていました。
午後から少し寒くなってきた事もあり、洋服の中にハリーを入れて、温めてあげていました。
ハリーはされるがまま、胸に抱かれ、じいっとしていました。
椅子を持ってきて娘とハリーで店番です。
後日、ハリーの預かりママさんからメールをいただきました。
譲渡会の後、撫でられると震えていたハリーがおびえなくなりました、と。
しっぽを振るようになったと。
すこしづつ、愛される喜びを知る事が出来るようになってきたのかな。
とってもうれしいです。
動物保護活動に参加するって、どういう意味があるのかな、って考えてみました。
正直、救っても救っても、愛護センターにはつぎつぎと放棄犬が持ち込まれます。
イタチごっごです。
救える事のできた犬はごくごく一部でしかありません。
じゃあ、なんのためかって言ったら、きっと、自分のためなんだと思います。
愛情を持つってどういう事なんだろう?
命ってどういう意味があるんだろう?
それを教えてくれるのは、ハリーの様な犬達なのではないだろうか。
生きるってどういう事?
死ぬってどういう事?
それを娘もしっかりと、ハリーに教わってきたと思います。
たった一日、一緒にいただけですけれど....。
生きるってどういう事?
言葉で説明するよりも、命と真正面から向き合って生きてみる。
私はそんな生き方がしたい、と、ただその思いだけ.....。
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